クラウド・ストレージの手動追加

IBM Spectrum Virtualize for Public Cloud ソフトウェアを実行するベアメタル・サーバー上にシステムを作成した後、そのシステムにクラウド・ストレージを追加することができます。システムにクラウド・ストレージを手動で追加し、ホスト操作用のプールおよびボリュームを作成することができます。

手動プロセスでは、システム上の各ソース・ノードの認証情報と、すべてのクラウド・ストレージのターゲット IP アドレスおよびターゲット IQN を指定する必要があります。このプロセスは複雑で、システム構成と IBM Cloud™ 構成の両方についての追加情報が必要です。システム構成にノードを追加する場合に、手動プロセスを使用する必要があります。

クラウド・ストレージをシステムに追加する前に、IBM Cloud にログオンして、以下のタスクを実行する必要があります。
  1. ストレージ・アクセス用のノード・ポートの構成
  2. DNS の構成
注: 手動でクラウド・ストレージをシステムに追加するには、コマンド・ライン・インターフェースを使用する必要があります。

IBM Cloud ブロック・ストレージへのポート許可の追加

  1. IBM Cloud ポータルにログオンします。
  2. 「クラシック・インフラストラクチャー」 > 「ストレージ」 > 「ブロック・ストレージ」を選択します。
  3. 「ブロック・ストレージ」ページで、購入したブロック・ストレージのリストの中からブロック・ストレージを選択します。
  4. 選択されたストレージの「詳細」ページで、「許可されたホスト (Authorized Hosts)」 > 「ホストの許可 (Authorize Hosts)」を選択します。
    注: このページにアクセスするには、ストレージ・アクセス権限が必要です。
  5. 「ホストの許可 (Authorize hosts)」ページで、「IP アドレス」方式を選択し、ノードが構成されるサブネットを入力します。 すべてのポート IP アドレスを「選択されたホスト (Selected Hosts)」ボックスに追加してから、「保存」をクリックします。
  6. 保存後、「詳細」ページで許可情報が更新されます。svctask chiscsiportauth で使用するために、以下の情報を記録してください。
    ユーザー名
    「詳細」ページのこの値は、chiscsiportauth コマンドの -username パラメーターに指定する必要があります。
    パスワード
    「詳細」ページのこの値は、chiscsiportauth コマンドの -chapsecret パラメーターに指定する必要があります。
    ホスト IQN
    「詳細」ページのこの値は、chiscsiportauth コマンドの -iqn パラメーターに指定する必要があります。
  7. 構成内のノードごとに、上記のステップを繰り戻します。

コマンド・ライン・インターフェースの使用

クラウド・ストレージをシステムに手動で追加するには、以下の手順を実行します。
  1. IBM Cloud ブロック・ストレージに対する認証に使用される iSCSI イニシエーター情報を構成するには、次のコマンドを入力します。
    svctask chiscsiportauth -src_ip ip_address -iqn iqn -username username -chapsecret chapsecret

    または

    svctask chiscsiportauth -src_port_id port_id -node node_id | node_name -iqn iqn -username username -chapsecret chapsecret
  2. iSCSI イニシエーターの構成を検証するには、次のコマンドを入力します。
    svcinfo lsiscsiportauth
  3. クラウド・ストレージを検出するには、次のコマンドを入力します。
    svctask detectiscsistorageportcandidate -srcportid source_port_id -targetip target_ip
    これらのパラメーターに、以下の内容を入力します。
    source_port_id
    システム内の最初のノードのソース・ポート ID を入力します。
    target_ip
    クラウド・ストレージ IP アドレスを入力します。この情報は、IBM Cloud ストレージ・ポータルから入手できます。これらのストレージ IP アドレスについて詳しくは、https://cloud.ibm.com/classic/storage/block を参照してください。
    username
    チャレンジ・ハンドシェーク認証プロトコル (CHAP) パスワードに関連付けるユーザー名を入力します。
    password
    システムの CHAP ユーザー名に関連付けられたパスワードを入力します。
    node_id または node_name
    システム内の最初のノードのノード ID または名前のいずれかを入力します。IBM Cloud ストレージの場合は、-node パラメーターを指定する必要があります。IBM Cloud 環境は、イニシエーター・ノード固有の認証をサポートしているため、1 つのユーザー名と CHAP シークレットでは、ターゲット・ポートをディスカバーするのに十分ではありません。
  4. クラウド・ストレージ上のターゲット・ポートをリストするには、次のコマンドを入力します。
    svcinfo lsiscsistorageportcandidate
  5. ストレージ・ポートをノードのターゲット・ポートとして定義するには、次のコマンドを入力します。
    svctask addiscsistorageport candidate_id
    candidate_id
    ノードに追加する候補ポートの ID を入力します。この値は、lsiscsistorageportcandidate コマンドの結果に表示されます。
  6. ストレージ・ポートを特定するには、次のコマンドを入力します。
    svcinfo lsiscsistorageport
    必ず、コマンドの結果の -rowid 値を記録してください。この値は、ターゲット IP アドレスを使用して、指定されたイニシエーター・ノード・ポートからクラウド・ストレージのターゲットの iSCSI 修飾名 (IQN) へ確立されているセッションを示します。